食用のために犬を飼育・繁殖・屠殺することを禁止する法案が、国会法制司法委員会を通過しました。

国会法制司法委員会は本日、全体会議で「犬の食用目的の飼育・屠殺及び流通等の終焉に関する特別法」制定案を処理しました。

制定案は、食用の目的で犬を飼育・増殖したり、屠殺する行為、犬や犬を原料として調理・加工した食品を流通・販売する行為を禁止する内容を盛り込んでいます。

制定案は、食用の目的で犬を屠殺すると3年以下の懲役または3千万ウォン以下の罰金、飼育・増殖・流通すると2年以下の懲役または2千万ウォン以下の罰金に処するようにしました。

これとともに、犬の飼育農場主、犬の食用屠殺・流通商人、飲食店主などは、施設と営業内容を地方自治体長に申告しなければならず、国家や地方自治体は申告した業者の廃業・転職を支援する内容も盛り込まれました。

これに先立ち、ユン・ソクヨル大統領夫人のキム・ガンヒ夫人も昨年12月、オランダを国賓訪問した際、アムステルダム動物保護財団の懇談会に出席し、「犬の食用禁止は大統領の約束」とし、法案の処理を促しました。