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釜山非正規雇用者56万人「過去最多」...月給取り10人のうち4人

釜山地域の雇用の質が最近1年間で急激に悪化した。

非正規労働者は1万4000人急増し、56万人に達した。地域全体の賃金労働者の42%を占める過去最多の規模だ。

一方、全国の非正規雇用は3年ぶりに減少した。

新型コロナウイルス感染拡大期に始まった「雇用ショック」から徐々に抜け出す全国とは異なり、釜山は主力産業である製造業の長期低迷などで臨時・日雇い職が多くなったという分析が出ている。

統計庁が24日に発表した「労働形態別付加調査結果」の資料を見ると、今年8月現在、釜山の非正規労働者数は56万人と集計された。

これは関連統計が地域別に公示され始めた2003年以来の最大値だ。

地域全体の賃金労働者(131万6000人)に占める非正規労働者の割合は42.6%で、こちらも2003年以降最高値を記録した。

8大特・広域市の中で最も高いのはもちろん、全国17の市・道の中でも江原道(50.6%)、全羅南道(46.3%)、全北(44.4%)に次いで4位を記録した。

全国は37.0%だった。蔚山(34.7%)、慶尚南道(37.9%)の非正規労働者の割合は全国より低いか、ほぼ同じだった。

特に、今年(8月基準)の釜山の非正規労働者は昨年(54万6000人)より1万4000人増えた。5年連続の増加傾向(前年同月比)だ。正社員の増加幅は7000人にとどまった。

また、全国の非正規労働者が昨年815万6000人から今年812万2000人で3万4000人減ったのとは対照的だ。全国は2019年以降、3年ぶりに減少傾向を示した。

8大特別・広域市と比較しても、釜山の増加幅(1万4000人)は最も大きかった。釜山地域の雇用の質の低下問題が大都市の中で最も深刻なレベルであることを示している。

これは、製造業の長期低迷など、依然として改善されない地域主力産業の危機が根本的な原因という分析が出ている。

統計庁のイム・ギョン雇用統計課長は「製造業は正規雇用が比較的多い業種」とし、「釜山地域の非正規雇用労働者が減らないのも主力産業の低迷と無関係ではないようだ」と診断した。

製造業が釜山経済を実質的に支えているという点で、当該業種が低迷を経験すれば、雇用ショックなどの影響が大きいという説明だ。

今年8月の釜山製造業就業者数(22万1000人)は1年前の同月より3000人減少した。

正社員との労働環境格差はさらに拡大した。

今年6~8月の全国非正規雇用労働者の月平均賃金は195万7000ウォンで、正規雇用者(362万3000ウォン)の54%水準にとどまった。

両者間の格差は166万6000ウォンで、昨年同期(159万9000ウォン)より大きくなった。過去最大の格差だ。

今年8月基準、非正規労働者の社会保険加入率は▷国民年金38.4% ▷健康保険52.6% ▷雇用保険54.2%水準だ。
BOGYU PARK BOGYU PARK · 2023-10-25 21:24 · 閲覧数 45
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